2013年4月12日金曜日

Amazonの肥大化


米国の小売業界では、「リアル店舗に行って陳列されている商品に触れて、
購入は実店舗より安いネットショップで行う消費者」が以前から問題視されています。

リアル店舗を小売店ではなく、ショールーム扱いにしてしまうこの行為に対して、
「showrooming(ショールーミング)」という言葉も現れました。

最近、スマートホン保有率がどんどん高くなり、さらに加速しています。
レジに向かう前にスマホでAmazon.comをチェックして、Amazonの方が安いと
と分かった場合、リアル店舗での購入はやめるという事が当たり前のように
行われています。

リアル店舗は、その中で、別の店舗の手助けをしていることになります。
比較対象する為の道具になっているような感じです。

Amazonが無料配布している価格比較アプリを使えば、スマートフォンで店内に
ある商品のバーコードをスキャンし、同じ商品のAmazonでの販売価格をチェックできる。

さらにAmazonからAmazonの通常価格より5%の値引きをオファーされることもある、
ということ・・・・
なんか、怖いですね。そういう見えない偵察機が店内をうろうろしているようです。

クーポンサイトのCouponCabinが発表したアンケートによると、
スマートフォンかタブレット所有者の、10人につき4人が実店舗で価格比較を
した経験があり、そのうち97%はスキャンした商品をオンラインで購入したとのこと。

なんという、購入率のたかさでしょうか。
リアル店舗では、ありえない数字ではないでしょうか?

まさに、ユーザーの消費行動の変革と言ってもいいのではないでしょうか?
今後、こういう現象は、当たり前になるということです。

なので、余計に自分(店舗)の強みや独自性を打ち出して、アピールしていかないと
小売業界は、Amazonの手下になってしまうでしょう。

しかし、それに対抗して、店舗の独自か路線を打ち出し、リアル店舗でも、
自分のネットショップでも売り上げを伸ばしている店舗も出てきました。

Amazonがやらないできない事に、傾注しているところが特長かもしれません。

次回はその店舗のお話を書きたいと思います。

それでは。















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